アイドルの遺言-#MeTooの残響-Vol.97
- 2025.05.24
- アイドルの遺言
アイドルの遺言-#MeTooの残響-Vol.97
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「アイドルの遺言-#MeTooの残響-」次話に続きます。
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…
2ヶ月あったなら、いろいろ準備できたことでしょう。
なにしろ、被害者が数千人。少なく見積もって2000人の犠牲者がいるとして、
「娘を穢した愚か者!
生かしておくわけにはいかない!!」
て大いに怒る親が、被害者の倍の4000人いて、
「孫を傷つけし愚か者!
わがうらみ おもいしれー!!」
て怒り狂う祖父母がその倍の8000人いて、
これに犠牲者の兄弟姉妹と恋人とそれから幼馴染なんかも加えたら、
「怪人がま口男の被害者とその親類縁者」の数は軽く2万は超える事でしょう。しかも、少なく見積もってこの数値なのだから、もしも犠牲者が9000人以上となっては…うーん、7万人くらいかなァ?
あるいは、本性をあらわして、ついに変身して姿を変える太郎には、歌さん1人では勝てずに返り討ちにされるかもしれない。しかし、歌さん1人を倒したところで第2、第3の復讐者が、必ずや蛙の息の根を止めるべく、同時刻、虎視眈々と秋を待ってるのかもしれない。それどころか、この時すでに、事務所は完全に包囲されてることでしょう。で、明々後日あたりにサディストードも勘付くのでしょう、「貴様、ただの娘じゃないな…!?」その時、ついに歌さんは、切り札を発動すべく、宣言するのでしょう?
「我らに、力は無くとも、力ある神がついている!
突撃せよ! 突撃せよ!
いざや進め!
命賭けて、力は無くとも、力ある神がついている!
血煙をあげて、今こそ斬り込め!
命捨てて、笑って進め!」
「総員、玉砕せよ!」
その号令を合図に、被害者たちが、犠牲者の遺族が、同胞が、義士たちが、なだれをうってなだれこみ、蛙やろーのタマを打ち砕くべく、
攻撃! 攻撃! 攻撃!
本作戦における総大将である歌さんの必勝方程式は、
風鈴館高校の蒼い雷のように攻撃に、
ラピュタの雷のように攻撃だ。
たとえ蛙の手下どもが防いで立ちはだかろうと停滞はなく、きやつらが反撃してこようとも防御ではなく、
一瞬も止まることなく、真っ向から対決するその戦法こそは必勝不敗の
それでも、往生際は悪そーなヒキガエル野郎のことだから、負った傷は己れの脂汗をガマの油として自己再生するとか、だいぶ、しぶとそーだ。
が、復讐者たちにとっては、
無念の歯噛み堪えつつ待ちに待ちたる決戦ぞ、
今こそ敵を屠らんといざ奮い立ち、
この一戦に勝たざれば、娘の無念いかならん…
と、死んでもヒキガエル男を撃滅したろうという数万人に、果たして、ゲロリコーンは勝てるのか? 逃げ切れるのか?
(もはや、『歌さん絶体絶命の大ピンチの時に、彼女のパパ上が、救援にかけつけることでしょう』というのがよっぽどまともな「予想」とさえ)
(Instagramでは、お蝶夫人が〉〉マイクを切れ!って、すっげぇキレてるわけですが…
ふじんが怪人をかばうことに理由があるとしたら…
「実は、自身の名声をおびやかしそうな新人アイドルを、ふじんが、怪人を使役して潰してました。ていうのが、真相だった」
「ふじんも、蛙の毒牙にかかった被害者のひとりで、そんな黒歴史を暴かれたくないため」
てところでしょうか? または、…
「やっぱり、蛙太郎と蝶子は夫婦で、この2人の子どもが美琴で、蛙太郎が滅びると、お蝶夫人も道連れにされてしまう運命にあるんだとしたら(他も、まあまあひどいけども、少なくとも、これだけは、無い。か…?)
…
超常現象有りで予想するなら、この後蛙ヤローは歌さんに襲いかかろうとするけども、その歌さんを守るべく、守護霊となって現れた数千もの犠牲者たちの怨霊が、いっせいに疋田氏にとびかかり、捕らえた怪人を地獄へひきずりおとそうとしそうな局面でもあるわけだけれども