アイドルの遺言-#MeTooの残響-Vol.62
- 2025.04.19
- アイドルの遺言
アイドルの遺言-#MeTooの残響-Vol.62
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「アイドルの遺言-#MeTooの残響-」次話に続きます。
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…記者から、蛙の弱点を教えてもらった2人は、
蛙ヤローの事務所に忍び込むことにした…
「この事務所のどこかに、
先生の帳簿があるはずです。
帳簿とは、要するに家計簿とかおこづかい帳の親戚みたいなやつで…」
しかし、事務所の中に入ったら、扉が閉ざされる!?
さらに、怪人が姿を現す!?
「じむしょをあらす おろかものども!
いきて ここからだすわけにはいかない!
わがいかり おもいしれー!」
こうして、事務所に閉じ込められる2人。
はたして、帳簿を手に入れることはできるのか?
無事に、事務所から脱出することはできるのだろうか…?
…
…とはならないにせよ。
こう、2人が事務所へ行くようにまんまとしむけたこの記者は、この後、先生に報告するのでしょう?
「やはり、会食でのできごとを話しにやってきました」「それで?」「はい、事務所の帳簿をつかえば悪事を暴くことができると、まんまと騙してやりました」「ということは?」「近日中に、帳簿を求めて、2匹の泥棒猫が事務所を訪れることでしょうから、カエルは寝ながらお待ちしていればよろしいかと」「ばか、果報は寝て待て。であろう?」
て、ああ、歌さんたちは、見ず知らずの男の言うことなんか鵜呑みにしてはならなかったのだ。だいたい、帳簿なんてものは果たして本当に存在するのか? そもそも、なぜ、記者は、裏金のことを知っているのだ? 蛙のてしたとか、あるいは、蛙を手駒にしている悪の親玉とかだったらまだしも…
それに、事務所に帳簿があるのが事実だとしても、その話を歌さんたちに話すことに、意味があるのだろうか?
(事務所に帳簿があるのなら、私たちにはどーしよーも無い…)て、諦めさせるため?
(帳簿の他にも、なにか、別の証拠があるのでは?)て、考えさせるため?
(ええい、めんどうだ、たかがカエルいっぴき、捕まえて鍋に放り込んで茹でガエルにしてしまえば…!?)て、まさけそんなわけはあるまいが…
『つまり、事務所に忍び込んで、帳簿を盗み出すことができれば、勝てる!?』て、歌さんたちが事務所へ行くように仕向けることが目的で、実は、これこそは昨晩に、あの怪人がま口男は「去るものは追わず」で、いろいろかんががえることで思いついた陰謀で、こんなハニートラップで、2人を捕まえてしまおうとは、なんて悪いやつらなんだ。
…ていうか、本当に悪い奴なら、まず、会食会場となってた部屋の出入り口に、見張りを立たせて、半裸の歌さんと酒まみれの美琴が逃げ出したときに、その行手をはばむとかしてたんじゃなかろうか?
…
さあ! 神秘のパワーかこころのちからか、はたまた、トリックなのかイリュージョンなのかで、デスクを消し去ってみせたのみならず、初登場時とは髪型さえ微妙に変えてるようにも見える記者の、名前は、いったい!?
… …「正直、大々的に記事にしたい」「…が、ヤバい記事は出せない」「私だって悔しい! なにがジャーマンポテトだ!?」て、口惜しそうなことを言ってたけれども、あれが、2人を騙すための演技じゃなくて、彼の偽り無き魂の叫びでありましたのなら、「法道市 泰造(ほうどうし たいぞう)」とか、「蛇穴 栗鼠斗(じゃあな りすと)」とか?
〉〉蝶子さん怒り狂いそうだな
…
センセーの悪行を週刊誌に持ち込もうとするとは、カエルの脚をもぎ取ろうとするとは、なんという愚か者!? て怒るのだろうか?
デビューは私の夢ではないからと、芸能界で働かないことを責めるのだろうか?
私の支配から逃れることは許されない!? て、むちゃくちゃなことを言い出すとか?
…
まあ、でも、物語の中盤あたりで、一度、怒り狂うのかも?
「あのセンセーに刃向かった者のうち、生きて帰ってきたひとは、誰一人いないのよッ!?」(だから、危険を冒すな)って、怒り狂うという…?
…
親の心子知らず。で、実は、お蝶夫人にもなにか企みがあったりして、そのために、「美琴のデビュー」を悲願にかかげてるようにみせかけてるとは、なんて策士なんだ!?
ともかく、そんなお蝶夫人が、もしも怒り狂うことがあるとしたら、
「美琴の生死にかかわる事」で怒り狂うことになるのではないでしょうか?
それ以外に、”母親”が怒り狂うことがあるだろうか?
現実では、女性が男性芸能人から性被害を受けたと言うと週刊誌がそれを嗅ぎつけて報道し、男性が袋叩きに。
しかしあとあと矛盾点から実際は女性の狂言であることが濃厚に。
そんなことから「女性が虚偽の性被害を訴えることで男性を貶める」ことをもっと知ってほしいと思っています。
いまだに週刊誌報道を真実と思っている人は多い。
情報を集めたりファクトチェックをしようとせず、過激なタイトルですぐ信じてしまうから。
この漫画がそういった女性を調子に乗らせてしまわないか、現実の逆を行くことがちょっと心配です。